2013
07.03

治癒可能な「がん性腹膜炎」を見逃すな!

 腹膜播種、がん性腹膜炎となり、腹水がたまってきた状況では、ほとんどの場合、消化器がんの転移・再発であり、治癒不可能な状況であることが多い。腹水細胞診で腺癌と診断され、消化管をいくら調べても原発巣がはっきりしなかった場合、どうするか?「治癒不能で、有効な治療もなく、末期がんです」などと患者に話してないだろうか?

女性で、がん性腹膜炎があり、、消化管に原発巣がなく、CA125高値の場合、まず、「原発性腹膜がん」を疑わなければいけない。原発性腹膜がんは、以前は、原発不明がんの中に分類されることが多かったが、最近では、上皮性卵巣がんの亜型と考えられ、上皮性卵巣がんと同様な治療が勧められているObstet Gynecol 75:89-95, 1990

原発性腹膜がんは、進行例であっても、卵巣がんと同様に化学療法によく反応し、手術を組み合わせることにより、治癒可能であり(5~30%)、長期生存も期待できる。腹膜がんを疑った場合、腫瘍内科医や婦人科腫瘍専門医にコンサルテーションすることをお勧めする。
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