2012
09.27

Shared Decision Making (意思決定の共有)とは

Shared Decision Making (意思決定の共有)について述べたいと思います。

具体的に、Shared Decision Making (意思決定の共有)をどうやってやっていくか?でありますが、

Shared Decision Making とは、意思決定をShare(分かち合う)ということですので、患者さんの個人個人の状況にあわせて、シェアする部分を変えていけばよいと思います。

患者さんには、色々なタイプがあります。
大きく分けると次の3つくらいになるのではないでしょうか。

1.難しい医療情報を聞くのも大変だから、お医者さんにすべてをまかせたいタイプ
2.全ての情報を聞いて、自分で理解して、自分で決めたいタイプ
3.ある程度情報は聞きたいが、自分で決め切れない/自分で決められないタイプ


1.は、高齢者などに多いと思います。おまかせタイプですよね。
2.は、若い患者さんで、インテリジェンスも高い方で、自分で何でもやっていくタイプですかね。
3.おそらく程度の差はあれ、このタイプが実際にはかなり多いのではないでしょうか。

実際の医療現場では、患者さんが、1~3のどのあたりのタイプかを見分けて、医療情報、意思決定の範囲をどれくらいシェアしていくのかを判断していけばよいと思います。

1.のタイプですと、ある程度、情報も意思決定も医師のおすすめ、をしていけばよいでしょうし、
2.のタイプでは、患者さんの希望に応じて、情報を与え、最後は患者さんに意思決定をまかせればよいでしょうし、
3.のタイプでは、患者さんの状況、不安や気がかりになることをよく組みだして、患者さんと一緒に意思決定を考えていくような作業が必要です。

いずれのタイプの場合も、大切なのは、患者さんがどのようなタイプであるのか、うまくコミュニケーションをとることによって、医者が見出していくことが大切と思います。

一見、1.のタイプであるように見えて、実は、3であったり、一見2のタイプであるように見えて、実は、3のタイプであったり、
患者さんのタイプはやはり色々でありますし、しかも、その状況は、
疾患の状況(初回治療、再発時、緩和ケア期)、患者さんの精神状況、社会状況、などによっても、変わってきますので、やはり適切なコミュニケーションが大切、ということになるのと思います。




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コメント
一度勝俣先生に診察していただいたものです。
再発、転移となり絶望のなかにいました。
先生と出会えてお話せていただきひかりがみえてきました。がんばろうと!
ありがとうございました!!!
ひとつお伺いしたいのですが、抗がん剤治療を夜間に投与すると 副作用が少なくとてもよくきくときいたのですが、いかがですか

ゆめゆめdot 2012.09.28 14:22 | 編集
コメントありがとうございます。
夜間に投与する抗がん剤は、クロノセラピーといって大腸がんで多く研究されました。フルオロウラシルという抗がん剤には一部有効性が証明されましたが、その後の追試がなされておりませんので、標準治療にはなっておりません。子宮がんでは無効であったという結果もあります。
勝俣範之dot 2012.10.13 10:16 | 編集
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