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2020
05.31

05/30のツイートまとめ

Katsumata_Nori

ASCOバーチャルミーティング始まりました。続々と新しい臨床試験の結果が報告されています。一部ではありますが、解説をしてみたいと思います。https://t.co/VR74M0pAb4
05-30 09:35

この結果は、既に発表されていた米国GOG213とは真逆の結果。DiscussantのDr. Coleman氏のコメントで、GOG213では、完全切除率が低いこと、患者選択方法が異なることなどがある。
05-30 09:59

今回の結果から、プラチナ感受性再発の卵巣がん患者さんの二次的手術に関して、慎重な患者選択と、熟練した施設での手術が考慮されるということでしょうか。
05-30 09:59

卵巣がんプラチナ感受性再発患者さんに対する二次的手術に関するランダム化比較試験の結果。abstract 6000,6001。ドイツDESKTOPIII、中国SOC-1.DESKTOPIIIでは、OS(全生存期間)を有意に手術群で延長。SOC-1は、中間解析で、PFS(無増悪生存期間)を有意に延長。
05-30 10:01

abstract6003。プラチナ感受性再発卵巣がんに対する化学療法vs オラパリブvs オラパリブ+セジラニブの第三相ランダム化比較試験の結果。オラパリブ、オラパリブ+セジラニブは、化学療法と比較して、無増悪生存期間延長できず。オラパリブ+セジラニブは、非血液毒性が多かった。
05-30 10:17

この結果から、やはり、プラチナ感受性再発卵巣がんの標準治療は、化学療法(プラチナ含むレジメン)として継続される。
05-30 10:17

解説:プラチナ感受性再発卵巣がんに、化学療法をせずに、分子標的薬のみで、挑んだ試験であったが、残念ながら、ネガティブな結果。ちょっと無謀な感じが最初からあった感はありましたが....。セジラニブは副作用がかなり強く、企業も治験もあまり乗り気でなかったと聞いていました。
05-30 10:20

abstract6002。SOLO2のOS(全生存期間)の最終解析結果。BRCA陽性プラチナ感受性再発卵巣がんに対して、オラパリブとプラセボの第三相ランダム化比較試験の結果。OSの生存期間中央値オラパリブ51.7ヵ月、プラセボ38.8ヵ月(HR0.74, 95%Ci, 0.54-1.00)と、オラパリブ群が良好であった。
05-30 10:30

解説:今回の結果は、セカンダリーエンドポイント(副次的評価指標)であるため、参考値ということにはなりますが、BRCA陽性プラチナ感受性再発卵巣がんの化学療法後の維持療法として、オラパリブは、生存期間延長のベネフィットはありそう。
05-30 10:30

日本では、オラパリブの適応は、BRCA陰性患者にも適応になっているが、BRCA陰性患者さんへのオラパリブの有用性に関してはまだはっきりしていません。
05-30 10:30


学会参加もわざわざアメリカまで行かなくとも、こうして、同時に発表を聞くことができて、スライドも見られるのなら、充分OKですね。問題点は、学会場の雰囲気を味わえない、質問ができないという点くらいでしょうか。
05-30 10:47

ASCOのコピーライトがあるので、スライドを出すことはできませんが、速報をできるだけ解説します。
05-30 10:49

abstract508。乳がん、非浸潤性乳管がん(DCIS)に対して、温存療法後、放射線治療単独と、放射線治療+ハーセプチンとのランダム化比較試験の結果(NSABP B-43)。2014例の登録。
05-30 11:05

プライマリーエンドポイントの同側乳房再発率は、放射線治療単独6.3%、放射線治療+ハーセプチン5.0%で、ハーセプチン併用のほうがやや低いものの、統計学的有意差は得られず。 解説:DCISは、HER2陽性が多いことは知られているが、ハーセプチン治療をすることが有効というわけではなさそう。
05-30 11:05

サブグループ解析を見ても、浸潤癌再発率は、放射線治療単独1.8%、ハーセプチン併用で2.0%と併用群のほうがむしろ多い傾向でもあった。ネガティブな試験であるが、こうしたネガティブな試験も大切と思われる。
05-30 11:05

abstract #503。HER2陽性乳がんに対するPETを用いた術前療法として、De-escalation(化学療法省略)療法のランダム化比較試験の結果。356例の症例数。プライマリーエンドポイントは、De-escalation療法の病理学的寛解率(pCR)であるので、第二相試験ということになる。# ASCO2020
05-30 11:45

De-escalation療法は、HP(ハーセプチン+パージェタ)、コントロール群として、化学療法群-TCHP(ドセタキセル+カルボプラチン+ハーセプチン+パージェタ)療法。De-escalation群のpCR率は、37.9%であり、化学療法群は、65.9%であった。
05-30 11:45

解説:De-escalation群を評価するというのは、大切な試みであると思われるが、pCRが化学療法群と比較するとかなり低い。もう少し対象をセレクションする必要があると思われる。
05-30 11:45

abstract #507 術後トリプルネガティブ乳がん(TNBC)に対する標準化学療法後の、低用量カペシタビンの有用性を評価した第三相ランダム化比較試験の結果。443例登録。#ASCO
05-30 13:12

標準化学療法後、化学療法群と、経過観察群にランダムに割り付け、プライマリーエンドポイントの無病生存率を評価。5年無病生存率は、カペシタビン群83%、経過観察群73% HR0.63、95%CI 0.42-0.96. p=0.027と有意にカペシタビン群が優っていた。
05-30 13:12

有害事象は、カペシタビン群で手足症候群が45.2%(グレード3以上は7.7%)であった。 解説:術後のカペシタビン維持療法の有用性が示された研究結果。日本でのCreateXと似た結果でもあり、アジア人には、カペシタビンが有効であるのかと思われる。
05-30 13:12

modified ITT解析であるが、試験のクオリティは比較的良質。OS(全生存期間)を見るのには、サンプルサイズ不足か。中国の研究は、COVD-19の報告を見てもクオリティが高く、日本もうかうかしてはいられない。
05-30 13:12

ASCOは、米国臨床腫瘍学会といいます。ここでの発表は、標準治療を変える可能性が高く、腫瘍専門医はすごくウォッチしています。米国のメディアでもたくさん報道されますが、残念ながら、ASCOで発表されても、日本のメディアではほとんど報道されません。#ASCO
05-30 14:25

今年のASCOの目玉の一つは、胃がんに対するエンハーツー(DS8201)の結果です。日本人の設楽先生が筆頭演者で、既にニューイングランドジャーナルメディシンにも掲載されています。#ASCO https://t.co/hPjg9rZ9rR
05-30 14:30

ニューイングランドジャーナルメディシンは、オリンピックで言えば、金メダルレベル。なぜ、日本のメディアは報道しないのでしょう?
05-30 14:30

abstract #4005。JCOG0603日本からの報告。大腸がんの肝転移術後のFOLFOX6療法の有用性を検証した臨床第二/三相ランダム化比較試験の結果。300例が登録された。肝転移切除後、FOLFOX6療法群と、経過観察群とを割り付けた。#ASCO2020
05-30 15:13

中間解析で、プライマリーエンドポイントの無病生存率(DFS)は、5年の時点で、FOLFOX6群50.1%、経過観察群37.3%、HR0.63(0.45-089)P=0.002と有意にFOLFOX6群が優っていた。
05-30 15:13

しかし、OS(全生存期間)は、5年の時点で、FOLFOX6群71.2%、経過観察群83.1%、HR1.25(0.78-2.00)とFOLFOX6群が悪い傾向にあった。試験の効果安全性評価委員会は、試験の中止勧告を行った。
05-30 15:13

解説:この試験は、中間解析で、OSで悪い傾向があったので、中止にしたということであるが、DFSは有意に良好である。OSを評価するのには、経過観察不足、サンプルサイズ不足であると思われる。
05-30 15:13

ニセ医療との闘いのおわり|西智弘(Tomohiro Nishi)|note https://t.co/WRvIA1z7ue
05-30 18:40

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